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対応メモリを調べたい方

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対応メモリを調べたい方

DIMMの種類と選び方

サーバーやワークステーションの安定運用を考える上で、メモリの選定はパフォーマンスだけでなく信頼性にも直結します。特にコンピュータのメモリ規格であるDIMM(Dual In-line Memory Module)には複数の種類が存在し、それぞれが異なる特性と用途を持っています。
ここでは「Unbuffered DIMM」「ECC Unbuffered DIMM」「ECC Registered DIMM(RDIMM)」の違いと、押さえておくべきポイントを整理します。

【UDIMM】 Unbuffered DIMM(ECC機能なし・バッファ回路なし)

特徴:

  • ・一般的なデスクトップパソコンやノートパソコンで広く使用されているメモリです。
  • ・ECC(Error Correction Code)機能がなく、メモリのエラー検出・訂正機能はありません。
  • ・バッファ回路(レジスタ)も搭載されていないため、メモリコントローラとメモリチップが直接通信します。
  • ・比較的に安価で、高速な動作が可能です。
  • ・1枚当たりDDR5で48GB/DDR4で32GBまでが最大容量となります。

用途:

  • ・一般的なパソコンでの使用
  • ・ゲーミングパソコンなど

日常業務や開発端末、ゲーミングなど、障害発生時の影響が軽微な用途に採用される傾向があります。

【ECC UDIMM】ECC Unbuffered DIMM(ECC機能あり・バッファ回路なし)

特徴:

  • ・ECC機能を搭載しており、メモリのシングルピットエラーを検出・訂正できます。
  • ・バッファ回路は搭載されておらず、メモリコントローラとメモリチップが直接通信します。
  • ・Unbuffered DIMMよりも高価ですが、信頼性が向上します。

用途:

  • ・ECC機能を搭載しており、メモリのシングルピットエラーを検出・訂正できます。
  • ・バッファ回路は搭載されておらず、メモリコントローラとメモリチップが直接通信します。
  • ・Unbuffered DIMMよりも高価ですが、信頼性が向上します。

ワークステーション、NAS、SOHOサーバー、制御系システムなどの中小規模の安定運用に最適。

【ECC RDIMM】ECC Registered DIMM(ECC機能あり・バッファ回路あり)

特徴:

  • ・PCの対応と複数枚メモリ搭載でマルチビットエラーにも対応したECC機能が使用可能です。
  • ・バッファ回路(レジスタ)がメモリコントローラとメモリチップ間の信号を中継することで、信号の安定性を高め、より多くのメモリを搭載できるようになります。
  • ・AIサーバーや大規模サーバーなどで良く利用されます。
  • ・ECC Unbuffered DIMMよりもさらに高価ですが、高い信頼性と安定性を実現します。
  • ・一枚当たり64GB以上のメモリがある。

用途:

  • ・大規模サーバーやミッションクリティカルなシステムでの使用
  • ・大量のメモリを搭載する必要がある場合
  • ・高い信頼性を重視する場合

仮想マシンを多く運用するホストや、AI演算など常時稼働が求められるインフラ系サーバーでは一択。

まとめ

Unbuffered DIMM(ECC機能なし・バッファ回路なし)

ECC Unbuffered DIMM(ECC機能あり・バッファ回路なし)

ECC Registered DIMM(ECC機能あり・バッファ回路あり)

なぜECCメモリはビット数が多いのか?

ECC(Error-Correcting Code)メモリは、メモリ上のビットエラーを検出・訂正する機能を備えた高信頼性メモリです。
非ECCメモリでは、64ビットのデータのみが扱われますが、ECCメモリではこれにエラー訂正のための追加ビット(ECCビット)を加える必要があります。

メモリタイプ データビット構成 合計ビット数 ECCビット数 ECCビット数
DDR4 非ECC 64ビット 64ビット なし 8チップ(×8)
DDR4 ECC 64+8ビット 72ビット 8ビット 9チップ(×8)
DDR5 ECC 64+16ビット 80ビット 16ビット 10チップ(×8)または構成による

RDIMMにバッファ回路(レジスタ)が搭載されている理由

◆メモリ信号の「電気的負荷」を軽減するため。

メモリコントローラ(CPUやチップセット)が、直接複数のDRAMチップに信号を送る場合、信号の負荷(電気的な負荷)が大きくなり、安定性が低下します。
RDIMMでは、アドレス信号やコマンド信号をDRAMチップに直接渡さず、一度バッファ(レジスタ)で受け取ってから分配することで、

  • ・信号の整合性向上
  • ・ノイズの低減
  • ・多チャネル / 多モジュール構成でも動作安定

といったメリットがあります。

【ECC UDIMM】ECC Unbuffered DIMM(ECC機能あり・バッファ回路なし)

項目 UDIMM (非バッファ) UDIMM ECC (非バッファ) RDIMM ECC (バッファ付き)
データ信頼性 普通 (不安定になる場合あり) 高い (検出・訂正機能あり/シングルビット) かなり高い
(検出・訂正機能あり/2枚以上搭載でマルチビット対応)
信号負荷 普通 (不安定になる場合あり) 普通 (不安定になる場合あり) 低い (安定しやすい)
最大容量/枚 少なめ/48G・32GBまで 少なめ/48G・32GBまで 多く積める (128GB超も可能)
レイテンシ 低い やや低い やや高い (1クロック程度)
主な用途 一般PC、ゲーミング向け ワークステーション、小規模サーバー サーバー・高信頼システム向け

まず第一に、お使いのパソコンが対応しているメモリの種類を確認することが非常に重要です。
種類の異なるメモリを混在させてしまうと、動作しない、あるいは動作が不安定になる原因となる場合がございます。
そのうえで、各メモリの仕様や違いを理解し、用途に適したメモリ種別と容量を選定してご使用いただくことを強くおすすめいたします。
もしよろしければ、ご使用中のパソコンの型番やモデル名をお知らせください。
メモリメーカーとして、最適な製品をご提案させていただきます。

アドテックのメモリシリーズ

Unbuffered DIMM(UDIMM)

ADS5600Dシリーズ / ADS4800Dシリーズ /
ADS3200Dシリーズ / ADS2993Dシリーズ / ADS2666Dシリーズなど

URL:
https://www.adtec.co.jp/product/udimm/

ADS5600Nシリーズ / ADS4800 Nシリーズ /
ADS3200Dシリーズ / ADS2993Nシリーズ / ADS2666 Nシリーズなど

URL:
https://www.adtec.co.jp/product/sodimm/

ECC Unbuffered DIMM(UDIMM ECC)

ADS5600D-Eシリーズ / ADS4800D-Eシリーズ /
ADS3200D-Eシリーズ / ADS2993D-Eシリーズ / AD2666D-Eシリーズなど

URL:
https://www.adtec.co.jp/product/udimm-ecc/

ADS5600N-Eシリーズ / ADS4800N-Eシリーズ /
ADS2666N-Eシリーズ / ADS2400N-Eシリーズ / AD2133N-E

URL:
https://www.adtec.co.jp/product/sodimm-ecc/

ECC Registered DIMM(RDIMM)

ADS5600D-Rシリーズ / ADS4800D-Rシリーズ /
ADS3200D-Rシリーズ / ADS2993D-Rシリーズ / AD2666D-Rシリーズなど

URL:
https://www.adtec.co.jp/product/rdimm/

ご使用用途、機種にあったメモリをアドテックでのご購入をご検討ください。

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